白くまのカアチャン追悼

皆さんこんにちは。ベアバレーチームです。
HPでもご案内していますが、平成28年2月９日にホッキョクグマの「カアチャン」がその生涯を終えました。
来園から数えても３０年、年齢はそれ以上の高齢になります。

昨年から徐々に食欲や運動量が低下したり、普段ぶつけないところで体や顔をぶつけるようになったりと「老い」を感じることも多くなり、夏頃からは展示を見合わせる事も多くなっていました。申し訳ない事ですが、カアチャンに会いに来園されて、ご覧になれなかった方も多くいらっしゃったと思います。

最後10日ほどは、ほとんど寝たきりとなり、眠るように最後を迎える形となりました。
私達は仕事をする中で、「動物はしっかり人をみている」ということを感じます。私達は動物を観ていますが、動物も私達を観ています。それはスタッフでもお客様でも同じです。
多くの方に愛されたカアチャンは、その長い時間のなかでいろんな人を観ていたと思います。彼女が何を感じていたかは分かりませんが、多くの方が彼女を愛してくださっていたことは確かだと私達スタッフは思っています。

「カアチャン」は先に旅立った「トウチャン」の元へ行ってしまいました。そんな彼女にメッセージの入ったたくさんのお花が届きました。こちらは現在、入園口横の休憩スペースに献花台を設けて飾らせていただいています。
可愛がっていただき、ありがとうございました。

トウチャンが亡くなった後、餌を一切食べなくなって心配したな…泉水で遊んでいたのはいいけれど、上がれなくなって慌てたな…寝たきりになって顔を拭いてあげると、目を細めて気持ちよさそうにスリスリしてくれたな……
カアチャン、長い間ここにいてくれてありがとう。お疲れ様でした。
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